効果音に定評のあるデュエルをしてみた part63

●今回の戦いの流れ●
ずいぶんと久しぶりの更新になりました、ふるめたです。
今回は進化したライトニングドローブーストの紹介をします。

動画の最後の方で奇跡の蘇生2枚出来るのかどうかの説明がありましたが、
連鎖爆撃の欄をごらんいただけると詳しくわかると想います。

二枚目の奇跡の蘇生発動時には、 「奇跡の蘇生」は1枚しか発動されていません。
2枚目の発動時には「同一チェーン上に同じカードは発動」されておらず、
このカードの発動条件は満たされております。

このカードを発動することによって「同一チェーン上に同じカードが発動」された扱いになるので
3枚目の奇跡の蘇生は発動できません。

チェーンバーンの時代を戦っておられた現役デュエリストの方なら、
あのデッキの連鎖爆撃と関連してくださるとよりわかりやすいと想います^^;

名づけてゼロ式ライトニングドローブースト。
零式魔道粉砕機を軸にし、自分からチェーンを組み込んでいくタイプです。
以前のαは、相手の破壊効果に対してスターダストを誘発的、自発的に発動させるデッキでしたが、
今回は自分から毎ターンチェーン3までを組めるように、かつアドを失わないようにしています。

チェーンを3つ組む、これを続けるのが非常に難しいため
アドバンテージを失わずチェーンを組めるカードを探す必要がありました。

当初はウィキにあるとおり、強欲な瓶やヤタガラスのむくろを積んでいました。
相手のターンでの誘発的なチェーンを組むのには貢献され、またアドを失わずチェーンを
組むことが出来ました。

しかし、デュエルを続けていくうちに気づきました。
ただドローを加速するだけで、逆転できないのです。

躯を引いたとき、このデッキには二つの選択があります。
いいカードを引くために使うか、または今後のチェーンのために残しておくか、です。
単体でチェーンをノーリスクで組める分の代償は、他カードとの間接的シナジーが皆無なパワーカードであった
ということです。
どんなデッキにも入れることが出来る代わりに、どんなカードの力も必要とせず、デッキ全体に
力を与えられなかったのです。

それじゃだめなんです。このデッキのこの構築の、ライトニングパニッシャーを生かすための
カードを、何千何万のカードから40枚に絞り込まなければなりませんでした。

制限改正が決まり、約1ヶ月間、悩みました。敗北原因と今の環境はどうなのか。
相手の先入観を回避してアドを取るにはどうするか。

フリーチェーンの速攻魔法は、状況に応じて発動することで相手の意表をつき、戦闘面でのアドをサポート
することが多いです。

故に、チェーン3まで組みやすい代わりにアドバンテージが大幅に減少するという弱点がありました
考えなしに発動をするわけにいかず、その選択を誤れば一気に敗北を迎えてしまいます。
また、ライトニングパニッシャーが場にいるときにドローしても、
罠はそのターンの発動が出来ません。

その理由で、瓶と躯は全部抜きました。

また、環境を察してみたところ「奈落の落とし穴」の採用が大きいのがわかりました。

奈落をよけるには「奇跡の蘇生」で切り抜けることを考えました。
DDR軸なら…とも考えましたが、相手のサイクロンで破壊されては意味がないです。

相手のサイクロンは、僕のチェーンを組む上で利用させてもらわねばなりません。
奇跡の蘇生なら、チェーン4での蘇生なので、タイミングを逃すことが出来ます。

この方法を主軸にすれば、相手の奈落の落とし穴はアドを取れず、ジャマなカードとして残り続けます。
それをアドバンテージなしで奇跡の蘇生まで達成すれば、アド+1といえます。
特殊召喚方法のタイミングをずらして、環境を乗り越えることが、デッキの特性上可能であり、
それが今の環境のメタになってました。

相手が罠を多用し、今の剣闘獣やシンクロダムドをメタっているならば、

必然と罠が多く、除去魔法が少ないはず。

そのため、スターダスト軸を崩し、相手のカウンター罠すら利用するためにデッキを組みました。

次元幽閉やブリューナク、ゴヨウがあるので、スターダストも万全ではないですしね。

大寒波などもあるので、魔法・罠では守りきれません。

デッキにクリボーがあるのは、大寒波や1キルメタになってます。

相手の魔法に和睦発動、それを神の宣告でとめられるといった場面がよくありました。

相手がカウンター罠を多用しているのならば、

相手の効果にチェーンすれば、次相手はチェーンを組めません。

チェーンを組むことは、パニッシャーを自発的に発動させることになります。

相手がチェーンを組まなければ、こっちがチェーンを組みます。

そうすると、パニッシャーは効果を発動できます。

ゼロ式魔道粉砕機に誰も賄賂は打たないですよね?そこです、そういった

カード単体の価値を見る目が肥えてしまった現在の盲点をつくことこそ、僕の現環境の最大のメタなわけです。

カウンター罠の発動自体が自分のデッキの行動トリガーとなります。

相手のデッキが僕のデッキを動かすわけです。

また、ミラーフォースについても考えました。
相手の攻撃宣言時にしか発動できません。

ミラーフォースの破壊に頼るようならば、パニッシャーは必要ないわけです。


その結末から、デッキを速攻魔法形に、モンスターを減らし、モンスターサーチのカードを組みました。
増援や、クリボーを呼ぶ笛はそのためです。

僕にとっての必須カードは、デッキを動かすためのカードでした。
大嵐やミラーフォースは、自発的にチェーン3まで届きません。
相手のカードを破壊するよりも、自分のデッキを動かすことを優先しなければと。
相手の行動を待っていては、勝てない環境になっているからです。

クリボーを呼ぶ笛は速攻魔法であり、かつアドバンテージを失わない。
増援は、終末の騎士を呼ぶために必要。しかし終末の騎士自体は3枚一気に来てしまうと
また処理にこまることがある。

そういった要因を考えに考え、零式魔道粉砕機に辿り着きました。
八式と間違えたのは、名前が〜式、と似ているのと、圧倒的に八式の使用率が昔から高かったからです。

ゼロ式魔道粉砕機は、一番最初の発動時は、コスト、タイミングを指定しません。
かつ、チェーンを組んで発動することが出来るので、パニッシャーで一枚破壊すれば
その時点でこのカードは「サンダーブレイク発動後、まだ残る永続罠」という価値にまで上昇します。

増援やクリボーを呼ぶ笛が、デッキ内にサーチ対象がいなくて腐ることがあります。
その場合、いつものコンボであるエンペラーオーダーに重ねて増援を捨てることが出来ます。

相手にダメージを与え、ライトニングパニッシャーの効果が発動するわけです。

一種の、ダメージ付きサンダーブレイクとなるわけです。

これにより、フリーチェーンの魔法・罠が少なくても、気軽にチェーンを組めるようになりました。
早すぎた埋葬が禁止になったことで、蘇生手段が乏しくなったため、

奇跡の蘇生に完全に頼る形になっています。

ゆえに、その奇跡の蘇生が腐らないように、かつ4まで組みやすいように、かつデッキでシナジーするように。
すべてをつないだのが、ゼロ式魔道粉砕機だったというわけです。

過去のカードが、現代のカードによって復活する。小説で遊戯がいっていました。
また、最後の執念の剣、これが最大のキーカードです。

デッキ40枚でミラーフォース、大嵐を抜いてなぜコレを入れているか?
それは、それ以上の強さをこのカードは秘めているからです。

最大のコンボは、零式魔道粉砕機とのコンボです。

マハラギ、オーダー、ゼロ式(執念の剣を捨てる) これで、チェーン3つです。

すると、チェーン解決後にライトニングパニッシャーと執念の剣がチェーンを作るわけです。
ライトニングパニッシャーの後に執念の剣を割り込ませることで、

相手の天罰を回避できます。
もし、デスカリなどがいれば、ライトニングパニッシャーの効果に反応しますが、
チェーン2が執念の剣であるため、対象が正しくなくて無効になるのです。

しかも、パニッシャー、執念の剣、デスカリとチェーンをまた組んでくれるオマケもつきます。

そして次のターン、執念の剣はデッキの上にあるのでドローできます。
お分かりのとおり、ゼロ式のコンボがすでに成立しているため、さっきと同じコンボがまた打てるわけです。
ドローについてはスキップされているわけですが、
オーダーで一枚引いているので結果的にドローを行っていることになります。

デメリットはデッキの一番上に戻ることです。
が、そのための終末の騎士とクリボーを呼ぶ笛です。

デッキをシャッフルすればデッキトップに戻るデメリットもほぼ相殺できます。
手札事故が起こると想われますが、問題なしです。
エアサーキュレーターが3枚、断殺2枚、抹殺1枚。
増援2枚にクリボーを呼ぶ笛3枚。ほぼアドを使用せず手札入れ替えが行え、それらの属性はダークシムルグに
繋がります。

1枚のアドをつるために、無限ともいえるシナジーをデッキ内に搭載した夢のようなデッキ、これが
ライトニングドローブーストであるといえます。

このデッキも、長い戦いのすえ覚醒することが出来ました。
1枚のアドバンテージの重みは何倍も違います。

隠れたシナジー力こそ最大の強みであり、相手の行動を利用して反撃することが
このデッキの最大の楽しみ。

こんなデッキも組めるんだなと、何かの参考になってくれれば幸いです^^
無論、苦手とするデッキも多数あるため、そのパターンに対してチェーンを組む形に
変形できるよう、サイドデッキは組んであります。
それで勝率70をキープできれば、ライトニングパニッシャー、侮れないとは想いませんか?(`・ω・´)