●今回の考案● |
お久しぶりです、ふるめたです。 今回はカードトレーダーについて考案したいと思います。 動画を見てくださってる方はわかると思いますが、僕は結構無茶な構築をしています。 1枚ずつしかないカードでのコンボもあれば、複数そろえて戦うような無謀なコンボもあります。 それらをかっこよく、そして斬新に決め、環境を生き抜くのは並大抵のことではできません。 では今の環境に勝つには何か。 単純な手札差をひっくり返すには、的確なカードを的確なときに引くことが先決です。 もてあました手札6枚よりも、洗礼された3枚のほうが大きなシナジーを生むこともあります。 しかしデュエルには引きが入ります。よって必然と安定した勝率をとるのは、 安定したデッキ、そしてグッドスタッフとなるわけです。 しかしグッドスタッフや安定したデッキというのは、さまざまなパターンにたいして 万能に対処できるカードを入れる必要性が出てきます。 何種類かのロックに対応するにはブラックローズ。 罠というひとくくりのものすべてを封印するためにお触れ、 モンスターの特殊召喚自体を封印するため、弾圧。 このように、多種に展開されるデッキに対し、もっとも効率のいいカード軍を集めたもの、 それがグッドスタッフでありスタンダードなわけです。 多種多様な攻撃反応型罠は、大寒波とダムドで、 そうすることで他のカウンター系カードをも封印し、アドバンテージを得られる。 今の環境、それらこそ「スタンダード」だといえます。 しかしそれゆえに、一部のカードのぶつかり合いしかトーナメントで見かけることは出来ません。 ですが、やはりこれほど多種多様なカード軍が出ている分、色んなコンボを使ってみたいもの。 そういうときに役立つのが、カードトレーダーです。 デッキでよくこういうことがあると思います。 融合前に引く、融合回収。 墓地にカードがない状態で引く貪欲。 除外が出ているときのおろかな埋葬。 これらは、その時必要なタイミングで使うことで威力を最大に発揮しますが、 それまでは死に札と化しています。 その死に札が相手に何枚あるのかはわかりませんが、 その死に札を生かしきれず敗北する、これがいわゆる「手札事故」といわれているものです。 が、一概に手札事故で片付けてしまうわけにも行きません。 一度おきたことは二度起き、それは逆に言えば、 そのカードを発動するべきタイミングの準備が遅延しているともいえます。 そのカードを墓地に送るわけにも行かず、かといって持っていても使えない。 そういうときや構築がある場合は、このカードトレーダーがオススメです。 発動時である種の制約がいくつかかかります。 ゴーズが打てない、公開情報を与える。 発動時には−1アドバンテージ。 効果チェーンによってディスアドバンテージ。 これらの足かせを背負うことになりますが、その分デッキは加速的に安定して回ります。 ドローしてはいけないカードや、サーチカードのかさばりもこれでなくなり、 キーカードをそろえるスピードは2倍に広がり、 また、デッキトップバウンスを間接的に回避することも出来ます。 このカードを入れる代わりに戦術を強化するためのカードを入れるかどうか、が 葛藤になります。 例として、巨大戦艦デッキ。 手札にきた巨大戦艦を、「ボスラッシュに頼ってデッキを組むのか」 「手札にきた戦艦を召喚して攻撃をするのか」 どちらに重点をおいてるかによって、 手札の入れ替えよりも場のアドバンテージを維持するための サポートを投入するほうが有利な場合もあります。 このカードの真の良さは、 「ド派手で事故がおきやすいコンボを、助けてくれること」につきます。 上位にはランクインしませんが、強力なコンボは多々存在しています。 それらは環境流行によるメタによって封印され、また 汎用性のある除去や、カウンター罠によって消されたりして、発動が決まらないことがほとんど。 そのキーカードをそろえつつ、また除去カードや攻撃を通すカードを引く。 といった無茶な戦術が「大きく可能になる」可能性を与えてくれるカードです。 グッドスタッフのような単発パワーカードはないものの、 ある二枚が組み合わせることで強力な場を作り出したりするデッキ。 そのようなデッキに、このカードはオススメです。 実際僕もメルキドボンバーで使用していますが、 よく、遺言の仮面、そして冥界流傀儡術とデスガーディウス、パーツ3つなど、 とてもじゃないけれど厳しい状態が着たりします。 その場合にトレーダーでまわしてトラゴエディアで耐えるか、 エクゾディアで勝つか。 それらを考えながら手札を調整してデッキを回していけるのです。 今の環境は、手札事故をしないことを前提で、その先の戦いをしなければいけません。 夢を実現するために、必要な妥協もあるということです>< 真のデュエリストとは程遠い凡骨の僕は、これがないととてもじゃないですがドローで引けないですw |